はみだし 注意!


八ッ山橋と言えばやっぱり「ゴジラ」ですよね! 「そうそう!」って人がはたして何人いることか。。。(笑)
だけど勝手に、おっ初めちゃいますと!記念すべきゴジラの本土初上陸地点は、品川の八ッ山橋付近なんですよ!


東海道線の上り列車が品川駅に到着しようと八ッ山橋を通過した、その時!
「わ〜助けてくれ〜!」
哀れ、京浜急行八ッ山鉄橋は破壊されてしまうんであります!
水爆実験によるゴジラの誕生!
焼き尽くされる東京!
そしてオキシジェンデストロイヤーとは。。。
人類の運命や如何に!
芹沢博士のお陰で、再び世界に平和が訪れました!
しかし決して安心は出来ません!
相次ぐ水爆実験は、第2、第3のゴジラを生み出さんとも限らないのです!


でも次の上陸地点は品川ではないでしょうね。
ゴジラも一苦労ですから。。。
信仰者にあるまじき、おすすめ映画はゴジラ第1作(東宝S29)でした!
昭和29年当時でも八ッ山橋はぶっ壊したくなる程、有名だったんですね!
やや強引な締めですが。。。
米国版も大ヒット!こりゃ面白い!



旧八ッ山橋親柱


も一つ、昔の八ッ山橋が観れるおすすめ映画があるんですよ!それが冒頭でナレーションを引用した幕末太陽傳(日活S32)ってやつです。
これまた面白い!冒頭の2,3カットですが昔の橋がバッチリ出てきます!映画自体も良く出来てるんで、あるコアな人々の中では喜劇映画の最高峰とされてますです。
まあカルト的ですけど。。。
この映画の舞台となったのが旧品川宿に実在した旅籠「相模屋」です。現在はコンビニになっちゃってますが、明主様が来られた当時も建物はありました。
劇中のセットは本物を忠実に再現しているそうです。 
物語は高杉晋作や久坂玄瑞らがこの旅籠に逗留中、高輪の英国公使館焼き討ちを計画した史実と、落語「居残り左平次」「品川心中」他いくつもの落語ネタをミックスして出来た喜劇映画です。
粋でアップテンポな傑作でげス!
土蔵相模を海から見ると。。。
駐車場の所で裕二郎演じる高杉が「三千〜ん世界〜の♪カラ〜スを殺し〜♪〜」。。。三味線弾いて。
2階でフランキー堺の左平次が大暴れ!
すると差し詰め小生が、フンドシ一丁 海の中の小沢昭一アバ金ってことですかね(大笑)
あれ笑えるのは小生だけかなぁ。。。
でも江戸っ子明主様がご覧になったら、爆笑まちがえなしの映画!と思うんですが。。。
いや、左平次が薬好きなんだよなぁ。。。
まあでも良く出来た、落語好きにもたまらん映画です!
北品川1-22-17



はみだしついでの映画つながりですが、浮雲(東宝S30)という暗〜く、切な過ぎる映画がありますが、その中で、日本観音教団と天照皇大神宮教(踊る宗教)をミックスしたインチキ宗教がチョろっと出てきて「浄霊」?か「鎮魂」?モドキをやってます。戦後すぐの設定なので体に触れる浄霊、俗称「おさすり」かな?
ヨーロッパで好評価な映画だけに成瀬監督には困ったもんですよ。
おすすめしない映画としてのご紹介です。良かったらどうぞ!
どっちだ!?
でも成瀬の「鶴八鶴次郎」は、明主様のおすすめ映画です。



すっかり小生の趣味の部屋になったところで、最後に品川今昔をチョッと!


天保4年(1833)頃の品川宿の入口を、今の八ッ山橋付近から描いた浮世絵です。
東海道五拾三次之内 「品川 日之出」 歌川(安藤)広重
明治5年(1872)日本初の営業鉄道が開業しました。
品川〜横浜間の仮営業が一番最初です。
鉄道敷設の為丘が掘削されて、その上に初代八ッ山橋がかけられています。これが鉄道を跨ぐ日本初の跨線橋です。
そして橋の先に品川宿の入口がちょっぴり見えています。
高輪鉄道蒸気車之全図 昇齋一景 明治5年(1872)
大正7年(1918)の旧品川宿入口です。

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時代は飛んで平成19年(2007)の旧品川宿入口。

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時代を戻して明治44年(1911)の品川駅です。

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またまた時代は飛んで平成19年(2007)の品川駅です。

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こんなに埋め立てちゃぁ、平均海水面が更に上昇しちゃいますよ!(笑)
いや!火素増加の今日、急激な温室効果ガス増加に伴う温暖化?は、笑い事じゃないかもしれませんね。。。


     

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