アメリカを救う の広告。。。




読売新聞 昭和28(1953)年1月23日 朝刊 2面     国立国会図書館 蔵




RESCUE AMERICAN PEOPLE

by Mokichi Okada
Founder of World Messianity (Sekai Meshiya−kyo)


 [本書] は英訳して米国の識者に頒布(はんぷ)する為のものであるが、特に日本の識者、医事関係者、病人にも広く読んで戴き度く、茲(ここ)に邦文(ほうぶん)出版の運びになったものである


世界救世教 教主 岡田茂吉著


B6版 一四八頁 定価100円 送料20円


 アメリカを救う


 ☆ 最近本教の調査によれば、米国における病人の数は年々増加の趨勢(すうせい)にあり、現在医師の診療を受けている者だけでも、一千七百万人というのであるから、同国の人口一億五千万に対し一割強に当る訳である。従ってこのままを続けるとしたら、将来恐るべき事態に立至るのは言うまでもあるまい。

 ☆ 何しろ世界の平和維持に対し、唯一の強力国家としての同国国民の体力が弱るとしたら由々しき大事である。原因はもちろん医学の誤謬にあるのであるから、その誤謬を同国民一般に知らせ、真の医学に目醒めさせるのが本著の目的であって、現在最も困っている病気の一々についても、その原因、療法等を根本的に説くと共に、その例証として我浄霊法による全快者数十人の手記をも載せてあるから、日本人にも他山の石として推奨する所以(ゆえん)である。


  目次

序論
病気とは何ぞや
種痘と薬毒
手術について
浄霊医術
米国に於ける病気状況
 (癌、結核、伝染病、精神病、関節炎、心臓病、慢性頭痛持、小児麻痺、動脈硬化及び高血圧症、喘息(ぜんそく)、慢性気管支炎、腎臓炎乃至腎臓病、脱腸、痔)
結論

★全国有名書店に有り、若し書店にない時は発行所へ送料を添えて御申込下さい

熱海市田原町 ○○○
世界救世教出版部




「この広告を全部の大新聞に出そうとしたところ、その中の一社だけはどうしても応じない。よく訊(き)いてみると“アノ本は余り飛躍した説なので危ぶみ応諾しなかった”」
昭和28年4月1日


「つまりいっさいの不幸の原因は病気だから、人間から病気をなくすればよい、ということを書いたのです。戦争をする人間にしても、精神的病人なのです。--中略--ですからそういう思想を起こさないということは、つまり霊肉ともに健康にすればいいのです。だから結局世の中を救うというのは、人類から病気をなくするというだけで、あとは解決するのです。」
昭和28年2月4日 御対談より


「アメリカから分からせた方がずっと早く効果が大きいのです。ちょうどアメリカの病人の多い報告を利用して『アメリカを救う』の本を書いたのです。やっぱり神様はそういう遠まわしの手段を取られたわけです。」
御講話 昭和27年11月5日



明主様はこの著書を約一ヶ月という短期間で作られ、昭和28年1月1日に発行されました。そして出版一ヶ月にして四万部を突破したそうです。
しかし英訳版については、何故か出版のお許しを下されませんでした。


inserted by FC2 system