中央通り(銀座通り)沿いの松屋デパートの装飾です。
「紀元二千六百年」とは、日本書紀の編年より昭和15年は神武天皇
(初代天皇)即位から2600年目となるという意味で、日本中がイベントなどでお祝いムードだったそうです。東京オリンピックや万博開催も決定していましたが、大陸で戦争中の日本に対する諸外国の反発で中止となってしまいました。
「八紘一宇」とは、「天下を一つの家のようにしよう」と言う意味のようですが、良い意味で平等思想を含んでおり、そこから白人優位主義と人種差別反対、アジアの欧米植民地の開放、と意味が膨らんでゆく中で、アジアでは唯一の先進国「大日本帝国」が家長であり、兄弟はその秩序に従って発展すべきであるとするスローガンに変貌してしまいました。
(かつお式解釈)


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