品川神社



由緒ある 神社(みやしろ)らしも三柱の 神名を見つゝ賽(さい)せば気の澄む
                         昭和8年「松風」2巻1号 新東京を詠む(品川神社)


大森の松風荘にお住いの頃は、近隣の大きな街である品川にもよくお出掛けになられた事でしょう。
そんな品川の第一京浜国道沿い、この石段を登ると品川神社があります。昔はこの高台から海が近くに見えたはずです。



由緒ある 神社らしも三柱の 神名を拝み賽し下りぬ
                        昭和24年「山と水」


品川神社は文治3年(1187)源頼朝公が海上交通の守護神として、千葉県館山にある洲崎明神より天比理乃当ス(あめのひりのめのみこと)様を勧請した事に始まります。
御祭神は、天比理乃当ス、素盞嗚尊、宇賀之売命(うがのめのみこと)の三柱であります。
それでは何時ものように天津祝詞を奏上してご挨拶。。。で、始めると、遠くで汽笛が ボ〜ッ!思わず合掌のまま振り向いてしまいました。
今では埋め立てとビルの高層化で海なんか見えませんが、やっぱり海の街でした。 


品川区北品川3-7-15


何時ものように全く関係ないんですけど。。。
神社の石段の途中に「富士塚」がありましたので登ることにしました!
「富士塚」とは富士山に登れない人の為に造られた人工ミニ富士山です。ちゃんと本物の富士山の溶岩を使用しております。この品川富士は大正11年にここへ移築されたので、明主様も楽しみながら登られたかもしれません。いやきっと登られたでしょ〜!
では小生も2度目の富士登拝へ出発です!  


鳥居をくぐると早速1合目の碑があります。そして階段を3段登って2、3歩でもう2合目到着!
こりゃ有り難い、超楽なのに不思議と富士山登ってる気分。
ここが3合目。この階段を登りきると5合目で、踊り場になっています。本物の5合目も同じ感じ!こっちは超ミニですけど(笑)
5合目から見上げるとこんな感じ。急に勾配がきつくなり、木もはえていません。結構リアルな火山です。こっちは超ミニですけど(笑)
道幅も狭くなって、登山っぽいゾ!「六根清浄」
そして何とな〜く有り難味が出てくるから不思議です。
結構登ってまいりました!ぜんぜん疲れてませんけど。
コンクリの部分が5合目の踊り場です。
あともうチョッと!
やった〜!あと5歩で頂上だ〜!
頂上は平らな広場になっていますが、ふちがガタガタしていて蓮華台のようになっています。そして今でも結構眺め良し!
では、頂上から見た今の品川の街と、明主様の品川の御歌をどうぞ!
下の画像をクリックして下さい。



画像をClick


登山道の反対側に下山道があり、下ると再び神社境内に出ます。そして富士山には無くてはならぬものが、このミニ富士にもチャ〜んとあります。


そうそう、木之花咲耶姫命様を御祀りする浅間神社でございます。
左側の山が富士塚の頂上になります。
何時ものようにご挨拶をしてから帰途へ。。。
ではなくて、ココ品川周辺を御詠みになった御歌は、まだ幾つかありますので判る範囲で訪れてみたいと思います!
も少しペースアップで、次ページにて。。。


品川区北品川3-7-15






     

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