みあと（大日本観音会仮本部）

	桜田門からは内堀通りをだらだらと長～い三宅坂が続きます、それを登りきった所に半蔵門があります。その半蔵門の程近く（麹町）に仮本部はありました。明主様が御神業に使われる場所は御論文にもあるように、周りよりやや高い位置にあります。大森の松風荘、麹町の自観荘、玉川の宝山荘、聖地、熱海の東山荘、碧雲荘と。。。
昭和５年の大日本職業別明細を見ると、内堀通りの路地を入ったところに、大本愛信会とあります。ここが後の大日本観音会仮本部となりました。ちょうど現在のTOKYO　FMビルの車庫入り口付近が仮本部の場所と思われます。そして我々全ての明主様信仰者たちのスタートとも言うべき、いや地上天国建設の第一歩とも言うべき、「大日本観音会」の発会式が昭和１０年元旦この地でおこなわれました。
	これがTOKYO ＦＭのビルです！霊波が電波に変わってしまった～～のはちと残念ですが、ここで行われた観音講座でのラジオ発明の重要性のお話を考えると、何か因縁を感じてしまいます。えっ考え過ぎですか！？発会式に先立つ、元旦深夜零時、主な信者18人と共に明主様の筆になる「日之出観音」像を御神体に迎えて、その御鎮座祭が執り行われました。内堀通りの街灯の明かりを受けて、雨足が白く筋お引く中に皇居の森が黒々見えていました。まず明主様が天津祝詞奏上、続いて明主様の先達のもとに、一同恭しく善言讃詞をはじめとする祝詞、讃歌を唱和し、昭和１０年の立教の年は「日之出観音」様の御鎮座祭と共に明けました。祭典は１時間程で終わり一同は一旦散会となりました。今しがたまで降り続いていた雨もあがり、神秘の思いを抱きつつ帰路についたのでした。
元旦は穏やかな１日になりました。仮本部門柱には、明主様の筆によって「大日本観音会仮本部」と大書した五尺六寸七分の檜の大看板が、ご神前には、「天照地明」「主之栄光」「天下一家」の３面の扁額が掲げられました。そして夕刻になって続々と参集した信者は約１５０人、狭い仮本部は正に立錐の余地もない程の盛況となりました。	この並びに仮本部がありました。

昭和１０年１月１日午後６時、新作の「大和島根」の琴歌の調べにのって「大日本観音会」発会式が執り行われました。
まず会長竹村良三先生が斎主をつとめ「天津祝詞」奏上。
明主様（仁斎先生）御入座。
再び会長が祝詞を奏上し、玉串奉奠。
明主様御先達で、一同「善言讃詞」奏上、御讃歌を奉唱して祭事は滞りなく終了しました。
そしてこの後、教祖となられた明主様は「大光明世界の建設」と題して、かつてない長い御講話をされ、力強い立教の第一声を発せられました。
※大光明世界＝地上天国

※写真右手奥、明主様は横向きにお座りです。中央の白木の神床には紫地に逆卍紋の幕が張られ、奥には「日之出観音」様が見えます。向かって左は前日にお迎えしたばかりの「みろく大黒天」様と思われます。

観音会発会式を麹町　旧の分所に行はれけり

大光明世界の建設熱弁を　振ひし観音発会式かな
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　昭和１０年１月１日　日記

この様にして地上天国建設の御神業は明主様の力強い第一声と共に、喜びと希望に満ち溢れる中スタートしました。そしてこの日より10日間、あたかも五六七の世の型を示すかのように五風十雨の天候となりました。

しかし！そのすぐ後の１月１２日の日記には。。。

とあり、また同日大森支部にも特高刑事が大本教との関係についての調査に来たと言う事です。翌年７月の「大日本観音会」解散へのカウントダウンは、もうこの頃から始められていたのかもしれません。

TOKYO　FM前より半蔵門の交差点を撮影。当時この内堀通りと新宿通りには路面電車が走っており、写真中央付近に10、１１系統の半蔵門停車場があって仮本部への交通手段となっていました。
ちなみに１１系統電車「新宿駅行」に乗って、２つ目麹町６丁目停車場の前が竹村会長の御自宅となっており、東光社に御用の方もこちらをご利用下さい。。。って言うのは昔の話でした。
写真右奥にちっちゃく見えるのが、本当の半蔵門で、この奥に吹上御苑があり、歴代天皇がお住まいになっております。まさに極東の国の東の都のド真ん中からのスタートという事ですね！
ちなみに今上天皇は明主様と同じお誕生日の明仁陛下であり皇太子殿下は徳仁(なるひと)親王であります。なんとなく言霊を感じてしまいます。えっ又考え過ぎですか！？はい。。。　

	桜田門からは内堀通りをだらだらと長～い三宅坂が続きます、それを登りきった所に半蔵門があります。その半蔵門の程近く（麹町）に仮本部はありました。明主様が御神業に使われる場所は御論文にもあるように、周りよりやや高い位置にあります。大森の松風荘、麹町の自観荘、玉川の宝山荘、聖地、熱海の東山荘、碧雲荘と。。。
昭和５年の大日本職業別明細を見ると、内堀通りの路地を入ったところに、大本愛信会とあります。ここが後の大日本観音会仮本部となりました。ちょうど現在のTOKYO　FMビルの車庫入り口付近が仮本部の場所と思われます。そして我々全ての明主様信仰者たちのスタートとも言うべき、いや地上天国建設の第一歩とも言うべき、「大日本観音会」の発会式が昭和１０年元旦この地でおこなわれました。
	これがTOKYO ＦＭのビルです！霊波が電波に変わってしまった～～のはちと残念ですが、ここで行われた観音講座でのラジオ発明の重要性のお話を考えると、何か因縁を感じてしまいます。えっ考え過ぎですか！？発会式に先立つ、元旦深夜零時、主な信者18人と共に明主様の筆になる「日之出観音」像を御神体に迎えて、その御鎮座祭が執り行われました。内堀通りの街灯の明かりを受けて、雨足が白く筋お引く中に皇居の森が黒々見えていました。まず明主様が天津祝詞奏上、続いて明主様の先達のもとに、一同恭しく善言讃詞をはじめとする祝詞、讃歌を唱和し、昭和１０年の立教の年は「日之出観音」様の御鎮座祭と共に明けました。祭典は１時間程で終わり一同は一旦散会となりました。今しがたまで降り続いていた雨もあがり、神秘の思いを抱きつつ帰路についたのでした。
元旦は穏やかな１日になりました。仮本部門柱には、明主様の筆によって「大日本観音会仮本部」と大書した五尺六寸七分の檜の大看板が、ご神前には、「天照地明」「主之栄光」「天下一家」の３面の扁額が掲げられました。そして夕刻になって続々と参集した信者は約１５０人、狭い仮本部は正に立錐の余地もない程の盛況となりました。	この並びに仮本部がありました。