富士山登拝 六合目〜頂上


富士山安全指導センター 六合目(2390m)


吉田口から来られた方、本当にご苦労さまでした。実際の富士登山のように長いページになってしまいました。さらにここからも長い道程になりますが、どうぞお付き合い下さい。
富士スバルライン河口湖口からおいでの方、多少ショートカットできたかと思いますが。。。あれ、「ヘリ」使わなかったんですね!えら〜い!
実は吉田口ルートでは明主様の富士山に関する御論文を読みながら登って来たんですよ。それでここからもその様にして行きたいと思います。「黒文字」が御論文抜粋ですので、そこだけ読めば楽に登頂できますので、しばしお付き合い下さい。


これが六合目の富士山安全指導センターです。ここには仮設トイレ、天気予報掲示板などがあります。それから登山者向けのパンフレットも配っていますので貰ってきます!


今後の行程は、現在時刻13:30ですので、夕方までに八合目の宿「元祖室」を目指し、ここに1泊、夜中に山頂に向けて出発し、頂上でご来光を拝した後に、みあとを偲びつつお鉢めぐり(頂上1周)をして、吉田口下山道から下山します。


ちなみに13:00に富士吉田口から馬で登られた明主様ご一行の行程は、夕方までに七合目の石室(簡素な宿泊施設)に入りここに1泊、翌朝3:00に出発して、八合目でご来光を拝し、7:30に頂上到着、久須志神社に参拝の後お鉢めぐりをして、須走口より下山されたそうです。
みあとしのびと言いながら、小生が八合目に宿をとったのは、どうしても頂上でのご来光を拝したかったからであります。ゴメン!


富士山は年間約25万人が頂上を目指し登山するそうです。そのほとんどが7/1〜8/31までの2ヶ月間に集中します。(この期間外の登山は大変きけんです。)最近はツアーでの登山者が多いようで皆さん列をなして計画的に登っていかれます。
ちなみに小生は何時もの様に単身、単独行動であります。孤独が好きなロンリーウルフな〜のさ! 


富士山は大きく3区に分けて草山、木山、焼山と呼ばれています。先ほどの馬返しが草山と木山の境界で、おそらくこの六合目辺りから焼山になると思います。足元の土も、植生もがらりと変わりました。



七合目まで、この様に整備されたジグザグ道を登ります。整備されているのはありがたいのですが、足元の火山砂礫(されき)は硬く滑り易く、体力を奪われズルズル滑ってイライラしてきます。張り切って出発したものの、もうすでにバテ気味です。苦手だぁ〜やっぱ山登り!
ご一行がこの登山道を登られた当時はこんなに整備されていなかった上に、同じように砂礫でズルズル滑りながら登られたんだろうなぁ。。。明主様御歳48歳かぁ。。。よ〜し頑張るゾ〜!!! ズルズル。。。


富士山の天候は変わり易く、急に霧で前が見えなくなったりします。でも今は道幅も広く良く整備されているので構わず登って行けます。
77年前はきっと道幅も狭く、ルートもはっきりしていなかった事でしょう。
当時の随行者によると、明主様はお願いすると言霊で「霧去れ」と唱えられ、たちまち晴れるという奇跡があったそうです。これは、おもしろ半分でされるのでもなく、おれは偉いのだから見ておれというのでもなく、辞を低くしてお願いした時だけ叶えて下さったそうです。(景仰より)
小生がおもしろ半分と、記念の意味を込め「霧去れ」の言霊を連呼した事はご想像の通りであり、な〜んも起こらなかった事もまた、ご想像の通りであります。 ズルズル。。。


七合目(2700m)

なんやかや言っているうちに七合目の最初の山小屋、「花小屋」に到着!(14:20)
あのズルズルにはまいったものの、以外と簡単に七合目着いちゃった!つーのが感想。でも七合目も広くてここから登山道沿いの何軒もの山小屋を経由しながら登って行きます。現在位置が分かるし、休憩もしやすいので我々素人には安心です。


この辺から急に岩場になります。勾配がきつい分は疲れるんですが、かつお的にはあのズルズルから解放されて登り易いのなんのって!急に調子が良くなっちゃいました!広い所では前の人追い越しちゃったりして!大丈夫かかつお。。。調子が出てきたところで、富士山に関する御論文を読みながら登りましょう!



「神様は霊分身が御自由である為、幾柱にも別れることが出来るのである。そこで伊都能売神様は、一方印度にて観音になられ、一方は兄の花姫尊(このはなひめのみこと)(梅の花)となられて富士山に御鎮りになられ、又、一方は金龍となって近江の国の琵琶湖へお隠れになられたのである。--中略--富士山はなぜ大切かと言うと、人間で言うと富士山が臍(へそ)であるからである。人間の体としても臍は一番大切なところとすればその意であるからである。この為兄の花姫と成られ、金龍となられてこの二ケ所を守られたのである。」
観音講座B 昭和10年8月5日



ここでペットボトル500ml一本が¥350です。でも八合目では¥500になります。自分で持って上がる事を考えれば安いかも!
ちなみに小生は500ml×3本持って行きましたが、足りませんでした。
それからトイレはバイオトイレの為1回\100です。最近まで垂れ流しだった事を考えれば、これも安いものです。(頂上だけ\200かも)


「先にも言った通り近江の琵琶湖に入り琵琶湖の底に龍神となられて、これが金龍ですね。それで霊でも霊と体がある。霊の体のほうは木花咲爺姫(このはなさくやひめ)で、そうして富士山に祀られている。それから琵琶湖のほうが伊都能売金龍として隠れている。このことは先に書きましたが、そうして時を待たれた。」
御講話 昭和26年9月21日



「「八人男と女」は本当は九柱で九大龍王です。その中の一柱が伊都能売大神です。この神様は私と深い因縁があり常に私を守護してくれています。昔これが私にかかりいろいろなことを知らせてくれました。この金龍は琵琶湖に潜んでおり、また富士山の二合目[頂上]、久須志神社の神です。やはり霊にも霊と体があり霊は富士山の木花咲耶姫尊で体は琵琶湖におり、昭和4年4月21日にここを出て天に昇られたが、その時は大暴風雨で漁船が四十七隻沈んだそうでこれは当時の新聞に出たことです。」
御光話 昭和23年10月28日


この辺が非常にこんがらがる〜!伊都能売大神様は、一方印度にて観音になられ、一方は兄の花姫尊(このはなひめのみこと)となられたでしょう。。。そして木花咲耶姫尊(このはなさくやひめのみこと)であり、久須志神社の神であり、明主様の守護神である琵琶湖の金龍であるわけですよね。


「実は独一真神が分霊して多神となるのであるから、一神にして多神であるというのが本当である。これは私が永年の神霊界研究によって得たる結論であって、この考え方も今日まであるにはあったがそれ以上は説け得ないようであった。」
昭和25年11月20日


う〜む、やっぱりむずかしい。。。





ご一行の出発時刻、山頂到着時刻、日の出時刻などから逆算すると、この辺りの石室にご1泊されたのかもしれませんねぇ。




尚も岩場の登山道が続き、疲れるけどかつお的には歓迎!調子良く登れます。でも軍手持ってくりゃ良かった〜!岩場よじ登りには必須です!
調子良く登っていると、アレッ!岩場の登山道の真ん中に空き缶捨ててある!世界の臍である霊峰富士にゴミ捨ててくとはけしからん!しかも誰も拾わん!
しかしリボンオレンジって、お前はいつからここにいるんだぁ?仕方ないので、ひとつ上の山小屋で処分お願いしてみるか!?
ひとつ上は、赤い鳥居の鳥居荘です。富士山の山小屋は上へ行く程無愛想が多いらしいけど大丈夫かなぁ。。。
うっ!おっさん也。。。「これ、拾ったんですが処理お願いできますか?」 「ハイ、ありがとう!」おっ、無愛想ながら好感触!富士山の美化はみんなで協力しないとですね!ちなみに富士山でのルール!持ち込んだゴミは、トイレ以外100%!100%絶対持ち帰りましょう!山小屋で買った缶などのゴミは引き取ってもらいましょう。それ以外は拒否されます。だからってポイ捨てするような人は霊峰富士に登る資格はありませんよね!



「観世音菩薩は兄(こ)の花姫になるのですが、兄の花姫は神界のお働きで、伊都能売の神になるのです。これは兄の花姫と木の花咲爺姫(このはなさくやひめ)とありますが、兄の花姫というのは兄(あに)の花といって梅になるわけです。梅が先に咲くから兄の花になるわけです。それから木の花咲爺姫というのは桜の花になるのです。この場合は仏界のお働きで、木の花咲爺姫は観音様になるのです。富士山に行くと木の花咲爺姫を祭ってあります。」
御講話 昭和29年2月6日



「それで富士山は一名八(はち)スの山と言うのですが、そうすると「明」は八ですから(八画?)、富士山は「明」になって、「ス」というのは回りのチョンです。それで八で開いて統一されるということです。ですから富士山というのはそういう意味で、これはたいへんなものです。やはり世界の本当の中心です。ですから字で書くと富士(不二)で、二つとないということで、一つしかないということです。それで私は落款に富士山を書いたのです。今まで富士山は雲に隠されていたのです。そこに私が出て雲が晴れていくのです。」
御垂示 昭和28年3月1日



おっさん的には相当へばってきたものの、砂礫で滑るのがない分今だ好調好調!しかもジグザグじゃない分標高もバンバン稼げるのであります。
するとこんな看板が!海抜3000mだって!(15:17)
やった〜!チョッピリ達成感あり!でもまだまだ先は長いのであります。頑張れ頑張れ自分!六根清浄!
すると上からコンビに袋が降ってきた!水かなんか入ってるのかな?急な岩場は手をフリーにしとかないとぅ。。。キャッチして持って行くと、外人のおば様でした。「メルシィーボクー」い〜い発音だぁ。。。「あああ。。。どうもどうも。。。」って俺なに言ってんだ?
ちっちぇ〜なぁ俺!ただの外人さんに何緊張しとるの。。。これだから日本人はいけません!にこやかに日本の言霊で「どういたしまして」と言いましょう!
あ〜あちっちぇ〜! 六根清浄〜ってかぁ!
それでもめげずに登って行くとぅ。。。何だか頭が痛くなってきた。これってもしかして高山病?!高山病の症状としては、頭痛、めまい、吐き気などがあると書いてあったが、まさしく!これは。。。


高山病とは
標高が上がるにつれて気圧が下がり、酸素が薄くなる事で酸欠状態となり、血中酸素濃度の低下によって身体に変調をきたす病気。と医学的にはなってます。
下山すれば大抵すぐ直りますが、高所にいる限りほとんど完治しないそうです。
対処法は、ゆっくり身体を慣らしながら登る、意識的に大量の空気を吸うようにする。水分を多めに採る等。
治療法は、高度を一旦下げて休む、ヤクを飲む、下山、そして浄霊。
考えてみると岩場になってから、な〜んも考えないでバンバン登ってきたからなぁ。。。まあガマンできる程度なので、少し休憩!自己浄霊は山小屋に着いてからさせて頂くかぁ!では、休憩しながら明主様の御論文を!



「14日の朝素晴らしい神夢を見た。それは雪のある富士山の頂上に登ったところ、そこに大して大きくもない宮殿風の家があるので、その家へ入り、座って辺りの雪景色を見ようとすると、目が醒めてしまった。と同時に私は今までにない感激を覚えた。何しろ昔から、一富士、二鷹、三茄子と言ってこの三つのどの夢をみても、非常に縁起がいいとされているからで、しかも一番好い富士山の夢で、その頂上にまで登ったのだから、恐らくこれくらいいい夢はあるまい。私が六十七歳の今日まで、こんな素晴しい夢は見た事がない。」
昭和25年12月20日
※御法難中の留置場内にて、ある高位の神様の魂が宿られ現世に誕生された。その前日の神夢。



「それで私は大和民族の宗家になるのですが、大和民族というのは、今の駿河の付近が発祥地なのです(本当は富士山の上なのですが)。富士山の麓(ふもと)なのです。だから昔は富士山が本当の神様の山として、あそこの上にいまでも木の花咲爺姫が祀ってありますが、そういった意味で、私は富士山と非常に因縁があるのです。それで静岡の裁判であっちの留置所に入ったときに大きな神秘なことがあったということも、そういう因縁なのです。そうしてあのときも話したとおり、夢で、私が富士山に乗っかって景色を見るという話もしましたが、その時が私が生まれた、第二の誕生です。」
御講話 昭和29年4月7日
※ここで言う「大和民族」とは、民俗学や文化人類学的なものとは違います。



頭痛はまだあるものの、疲れは癒えたので更に登って行くと標高3100mの太子館が見えてきました。じゃまたあそこでシッカリ休むか!
急にスローペースに変更です。


八合目(3100m)


お〜!八合目到着かあ(15:40)!明主様ご一行はこの辺りでご来光を拝されたかもしれませんねぇ!でも人でいっぱいなので、も一つ上の小屋まで行って休む事にします。


ふ〜ぅ!蓬莱館に到着!各山小屋の外にはベンチが用意されてるので大変助かります。小屋の中での休憩はどこも有料になります。(1泊料金らしい)もちろん登山道のあちこちで各々小休止するのですが、溶岩で尻が痛いし、狭かったり、登山道の外に出れば危険で怒られたりします。
本日の宿までの残り高低差100m! なんですが、またあの砂礫のジグザグ道です、しかも急勾配!ここに来てまたあのズルズルは辛いなぁ。。。もうこうなったらジグザグのたんびに小休止してやれ!




「この九頭龍は八大龍王の頭である。九大龍王というのが本当であるが、伊都能売金龍を匿(かく)したのである。」
観音講座C 昭和10年8月15日
※この碑の意味はよくわかりません。考える余裕が無かったというのがホントかも。


おっと、さっきのフランス人グループが追いついて来たぞ!皆さん手にはまだコンビニ袋を持ってます。
「負けるもんか〜!」次の山小屋はもうすぐだ!でもこの負けるもんか〜が頭痛のたねなんですね。
ズルズル。。。
皆さんも大変お疲れのご様子。小生もかなりヘタってます!
本日の宿は八合目の中でも上の方なんです。
ではここでまたタップリと休憩!
天気晴朗!
と思いきや、すぐ霧が出てきます。
そして今日のお宿まで残り50m!でもこれが結構長いんだ!
ずいぶんと登ってきましたぁ。。。宿はもう目の前!
※枠ありは拡大でご覧下さい。
そしてついに本日のお宿「元祖室」に到着〜!(16:40)
ぜ〜ぜ〜。。。息が切れる〜!
しかしふと見ると横に神社らしきものが!
今回はただの登山でなく、登拝のつもり故まずはご挨拶を先に!
ぜ〜ぜ〜!


隣にあったのは富士講中興の祖とも言われる、食行身禄(じきぎょうみろく)と言う行者を祀る烏帽子岩神社でした。
この方は享保18年(1733)吉田口七合目にある烏帽子岩にて断食入定、即身仏となられたそうです。
ちょっとこわい話ですが、富士山と一体化して守られているのかもしれません。


ご挨拶を終え振り返ると。
お〜!何かスゲ〜!
何に見えるかは、
あなたの想念しだい!


八合目「元祖室」(3250m)

では、宿へいざ入場!ちと木梨憲武似のご主人が無愛想に迎えてくれます。見れば色紙がいっぱい! 以下順不同敬称略。Smap木村、草gペア、ガレッジセール、永井大、ソニン、堺正章、桂三枝、川島なお美、南野陽子、長谷川京子さま。。。他あと読めん、です。小生がミーハーなのもこの宿を選んだ一因ではあります!
「今来た人の夕食は17:30!」ということで、しばし八合目の絶景を堪能する事にしました。





いや〜本当に素晴らしい景色、地球は丸かった〜!ヤッホーなんて言っても何も帰ってきません。なんせダントツにビックで前に山なんかありませんから!右の湖は山中湖です。さらに右の遥か彼方には、ちっちゃ〜くレインボーブリッジまで肉眼では確認出来ます。さらにず〜っと右には箱根の神山があるはずですが、ここからだと峰で見ることは出来ません。。。
そうだ!忘れてならない御論文がありましたので、この雲上よりお送りしたいと思います。




「私が宗教や霊の研究に入った初めの頃である。ある日、精神統一をしていると、突然異様の状態となったのである。--中略--私は愕(おどろ)くと共に、予(か)ねて霊の憑依という事を聞いていたからこれだなと思った。--中略--その様な事が何回もあったのであったが、そのうちに私以外のものが私の身体の中で喋舌(しゃべ)るのである。いわば無声の声とでもいおうか種々の事を語ったのであるが、それは私に憑依した龍の霊であって、私に憑依した事によって人語を操れるようになったとの事で、自己の因縁やその他の事など種々物語ったのである。その時の話に--「自分は富士山に鎮まります木之花咲耶姫尊(このはなさくやひめのみこと)の守護神であって、クスシの宮に鎮まりいる九頭龍権現(くずりゅうごんげん)である」--というのであった。しかるに、その後数年を経て、私は初めて富士登山を試みたのである。それまでは龍神から聞いたクスシの宮なるものは富士の山麓であろうと思い、登山の前ついでに富士五湖巡りをした時自動車の運転手などに訊(き)いてみたが、「分らない」との事である。そこで私は龍神に騙されたと思って、その事は心の中で消してしまって富士山頂へ登ったのである。しかるに山頂に達するや、その入口の右手に相当立派な神社があった。見ると、久須志(くすし)神社と書いてある。アヽこれだ全く龍神の言った事は、偽ではなかったという事が判った。その後も種々の神秘があったが、それらを書くと迷信臭くなるからやめるとして、ただ龍なるものが霊として実在するものであるという事をいえば足りよう。」
昭和18年10月23日



小生にとっても今回の富士登山の大きな目的のひとつが、この久須志神社へのご参拝であります!



お〜っと!飯だ!


夕食は定番のカレーライス♪ ではまず1口! んっ?。。。ご飯が。。。まずい!結構まずい!
これは気圧と沸点の関係でご飯が旨く炊けないんであります。もしかすると、これでも圧力釜等で沸点を高めて炊いてくれてるのかもしれません。今いる場所が3000m超の極地である事を舌でも感じながら、有り難く頂戴する事にいたします。 合掌!
でももう少し量が欲しかったなぁ(完食30秒)。。。当たり前の事ですが、標高が下の方が食事の量、質共に良くなるようです。
 おっ?!身禄(みろく)のロゴ入りはっぴ着てんだぁ。言霊的に何か嬉しい〜!&それ欲し〜!


食後は消灯の21:00までFreeTimeなので夕暮れを見に外へ。しかし飯食うと体力は回復するもんですねぇ。ありがたい!でも高山病で頭は薄ら痛い状態です。六合目からここまで休憩入れて3時間10分で着きました。このペースが良くなかったみたい&呼吸法も水分摂取もあったもんじゃない!


夕方の影富士。
富士吉田の町にも灯がともり始めました。浅間神社はどの辺だろう?
東京が地平線として見えるわけです!
あの灯の下で沢山の人間が、ど〜でもイイような事で右往左往しているわけです。
小生もいつもはそこにいます!一番キョロキョロしながら。。。
空の色は刻々と変化していきます。
そして真っ暗。中央の少し明るい点は富士急の花火!
上から花火を観たのは初めてです。
線香花火みたいだったけど。


この日はペルセウス座流星群が来ていたので、流れ星をいくつも観る事が出来ました!まあ、野郎ひとりで観るもんでもないんですがね。
お〜〜寒ぶ!もう寝よ、明日も天気よさそうだ!


ここが寝台。この日山小屋は満員だったので、この枕の間隔が一人分のスペースです。足元に荷物を置くので縦横窮屈ですが、この時期の山小屋はこんなもんなんでしょう。相変らず頭は痛いので自己浄霊!
やってる間だけは痛みが緩和されます、が、やめるとまた戻る、この繰り返しです。これは何故なんだろう?高山病の浄霊の急所とは?。。。患部?肺?血液関係だとぉ。。。なおさら頭痛くなりそうだぁ。暫く続けましたが急所発見できず。疲れが勝って。まあ、ガマン出来る程度なので、寝る事にしました。おやすみなさい。。。






  

ZZZ。。。これはかつおのイビキではありません。  ギシギシギシこれもかつおの歯軋りではありません。
早く寝た者勝ちの世界だ。それに人が多いので暑くて寝られません。山小屋は寝る場所でなく、体を休める場所と諦めたら、知らない内に寝ていたようです。。。ZZZ


  



0:00。。。皆さんゴソゴソ起き始めます。ご来光は4:30〜5:00位のはずなんで、ちょっと早すぎると思うんですが万一観損ねたら一生の不覚なんで、とりあえず便乗する事にしました。


さーてあれを出すか。一昨日作ったお手製ヘッドライト!ゴムバンドみたいなのに自転車のLEDライトをガムテでグルグル巻きにした代物。カッコ悪りー!美がねー!ただでさえ普段着なのに。カッコはともあれ厚手のフリースと薄っぺらウィンドブレーカー持ってきたのは正解、かなり寒いっス! 0:30いざ出発!
これ何だか判りますか?登山者のヘッドライトの列です。皆さんご来光狙いなんで、似たような時間に出発するから夜中の登山道は大渋滞です。でもかえって良かったかも。寝不足のせいか体がダル重で早くなんか登れません。つーか辛い!こりゃ早く出発してよかった〜!
それからお手製ヘッドライトは効果絶大!楽だし、LEDだから明るいです。どんなもんでー!
本八合目(3400m)
昨日より何倍も重〜い体で漸く本八合目到着!(1:00)
長かったな〜ぁ!
えっ?え〜本、本八合目ってなんですの?!疲れた割にまだ八合目を抜けてない事実に打ちのめされつつ渋滞の列に並びます。
本八合目富士山ホテルとはただの山小屋なんですが、他より大きいようで、敷地内?の細い道をジグザグに登る為、渋滞が激しくなって、ついに止まってしまいました。
渋滞しつつもすぐ上のトモエ館に到着。あと残る山小屋は一軒だけです。でもここから先しばらくの記憶ほとんどすっ飛んでます。確か苦手な砂礫のジグザグ道だったような? 何回休んだろぅ。。。昨日と比べたら大した距離登ってないんですが。ただ一言バテてます!
それでも何とか最後の山小屋「御来光館」に着いてました。どこを見ても九合目の文字はありません。ガックリ!周りの皆さんも相当バテバテのご様子で、しきりに携帯酸素ボンベで吸引しています。六合目から使ってる人がいましたが、あんなのホント効くのかなぁ。。。
こりゃぁ非日常的極限状態也。こういう状態もそうは体験できないゾ!逆に楽しまなければ。などと慰めにも似た思いがボンヤリと持ち上がって来ました。つー事は少しは意識が回復したんですね。
さらに渋滞の中、前の人に引っ張られるようにして登って行きます。でもちょくちょく小休止、道の端っこにヘタリ込んでいると、中国系の若い男女のグループもヘタリ込んできた。見ると小生より更に普段着!おいおい半袖の人もいるよ!情報不足だったんだなぁ。でもこれだけ大きな声で話せるんだから、この人達は大丈夫だな!その中の一人の女の子がさっきから、チラッチラッ小生の顔を見てるんですけど。。。なっ何よ、はっ恥ずかしいジャン!。。。ずっと後で気がついた事なんですが、どうやら小生お手製ヘッドライトにみとれていたようです。あ〜カッコ悪!
さらに登っていくと硬貨がいっぱい挟まった鳥居が出てきました。どうやらこの辺が九合目のようです。そしてこの先から最後のクライマックスとも言うべき直線的な岩の段登りになります。しかも結構長い!
岩の方がまだましと言いながらも、さすがに辛い!しかし明主様ご一行もこの最後の岩の段登りを頑張られたはずだ!
そしてそれを登りきると。
ついに頂上久須志神社の鳥居です!も〜ぅ着いたも同然!
そして3:20登頂成功!思わず「やった〜!」と大声で叫んでしまいました。でも誰も奇異には感じていない様子。だって皆同じ気持ちなんだから!
そしてすぐ右を見ると、御論文にあった通り神社がありました!でもまだ真っ暗で、その前にはグッタリ座り込む人達で溢れています。
このグッタリした人達を見るにつけ、同じように苦労して登ってきた連帯感みたいなものがチョッピリ湧いてきたりします。しかし小生は、とりあえずスリ抜け、まだ閉まっている神社の扉の前まで行って、感謝のご挨拶だけさせて頂きました。
何?早く見せろって?!では日が昇って神社が開いてからもう一度来させて頂きましょう!





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